山田和樹 東京藝術大学客員教授（指揮者）を講師としてお迎えし、社会連携センター特別講座「音楽とは何か 〜音楽家としての生き抜き方〜」を開講。
講義冒頭に受講者らに何か質問があるか双方向的なスタイルで投げかけられ、受講生らからの質問内容をヒントに講義をスタートした。学生生活の経験談や、日常に潜むコミュニケーションの場の重要性を話され、それらをもとにリハーサルや本番中の頭の中の考えに通ずることや、「運と縁」の手繰り寄せ方のアドバイスを行っていった。またコロナ前後の話にも触れ、音楽や文化の価値の考え方を聴取らと振り返った。終盤には好きな音楽は何かという質問もあがり、講師自身がピアノで弾き語りをし紹介するシーンもあった。
参加した受講者からは、「最近受けた講座の中で最も面白い講座だった。何よりも一方的な講義ではなかったことが嬉しかった。面白いお話の中に色々とヒントがあった」「山田先生のお人柄と、経験に基づいた尽きないお話にあっという間の90分だった。人との繋がりが希薄な中、運と縁、音楽はコミュニケーションということをわかりやすく伝えてくれた素晴らしい時間だった」といった感想が寄せられ、参加した学生や教職員らにとって有意義な時間となった。
